ビジネスモデルの概況
【事例 1】
課題1:「お客様」っていったい誰?
- イタリア料理やワインを好む人
- 小粋な演出を好む人
課題2:「お客様」に何を提供したいの?
- 定番のものから最先端のイタリア料理
- コース料理、一品料理、こだわりのワイン
課題3:いったいどこが儲かっていないの?
- 店舗別の売上高は分かっているが、儲け ( 損益 ) は分からない。
- 人気の駅前店で提供する料理の一部を県庁前店で仕込んでいるが、その内容は分からない。
課題4:従業員は社長の期待に応えている?
- 月次の売上ノルマのみ。
- ノルマ達成時の手当はない。
- 社長は年間の半分以上を現地視察のためイタリアに出張し、店舗管理は各店長に一任。
課題5:内部の問題点は何?
- 経験と勘による見込によって、材料仕入、仕込みをしているため廃棄ロスが出ているが、どの時期にどの程度なのかわからない。
- 廃棄ロスを減らすための具体的な行動はない。
- 来店見込などを考えずに、売上ノルマ達成のために余計な材料仕入を行っている。
【事例 2】
課題1:「お客様」っていったい誰?
- 当社の売上高の 63% が個別受注で、その他は汎用製品の一般受注。
- 一定の売上高は確保できるが、A社は値引き要請が強い。
課題2:「お客様」に何を提供したいの?
- 最終消費者にモノを提供する製造業に対する金属機械を製造・販売し、より効率的な製造を可能にする。
- 機械稼働後の定期及び緊急メンテナンス対応
課題3:いったいどこが儲かっていないの?
- 個別受注の 3 社についての売上高は把握しているが、一般受注先については十分に把握できていない。
- 工程の実態を踏まえた原価計算ができていないため、製品ごと、得意先ごとの採算は不明。
課題4:従業員は社長の期待に応えている?
- 創業当初の組織体制から現状に合わせた見直しをしておらず、役割分担や責任権限が明確ではない。
- 社長及びその他役員は、十分な経営実態を踏まえた経営判断を行っていない。
課題5:内部の問題点は何?
- 子会社である△△㈱との取引が不明確であり、採算悪化の一つの原因である。
- 個別受注が主であるが、効率的な設計・製作のための管理手法がない。